EDUCATION教育・研修

MESSAGE

人の手ではほとんど不可能な精緻な動きを実現するロボット手術を、日本はもとより世界においてもリードしてきたのが腎泌尿器科です。これから到来するであろう本格的な「ロボット手術時代」に対応するためにも、質の高いトレーニングを積んだ人材の育成が急務だといえます。そこで本科では、ロボット手術の免許取得者が11人、安全に指導できると認定された指導医(プロクター)が6人という環境の中、できるだけ若手のうちから手術支援ロボットに触れる機会を設け、経験を積めるよう万全なバックアップ体制を整えています。

本科の魅力はこれにとどまりません。例えば、分業することなく一人の患者さんを治療の最初から最後まで診るケースが多いため、医師としてのやりがいを感じられる場面がたくさんあります。また、一口に腎泌尿器科と言っても、癌、感染症、排泄障害、結石、男性不妊など、その領域は多岐にわたります。自身の個性や得意なことを生かし、長く活躍できるフィールドがきっと見つかるはずです。

 本科の理念は「和を以って、ともに未踏の高みをめざす」。臨床医としても、研究者としても、人間としても成長できる環境で、新しくクリエイティブなことに挑戦しませんか? 腎泌尿器の神髄を学び、一緒に未来を切り拓いてくれる仲間を待ち望んでいます。

広島大学泌尿器科専門研修プログラム

専門研修プログラムの概要と理念

広島大学および広島近隣の研修施設を中心した泌尿器科の専門研修プログラムです。本プログラムは、基幹施設である広島大学病院において高度な医療に携わり本邦の標準治療や先進的な医療を経験し学ぶとともに、地域医療を担う連携病院での研修を経て広島県の医療事情を理解し、将来は泌尿器科専門医として広島県全域を支える人材の育成を行う理念に基づいています。

定員

8名。ただし上限を超えた場合でも柔軟に対応いたします

医局説明会

毎年7月頃に開催しています (2022年は7/19(火)に開催いたしました)
場所:広島大学 腎泌尿器科学 セミナー室

研修実績(入局者数)

大学院について

広島大学大学院医系科学研究科 腎泌尿器科学
その他関連の大学院に進学

研修コース統括責任者:広島大学 腎泌尿器科学 教授:日向 信之

連絡先・その他問合せ先

E-mail: urology@hiroshima-u.ac.jp
研修担当:稗田 圭介 
(1週間経過しても連絡がない場合はお手数ですが下記まで電話にてご連絡いただけると幸いです)
広島大学大学院医系科学研究科 腎泌尿器科学
〒734-8551 広島市南区霞1-2-3
Tel:082-257-5242 Fax:082-257-5244

キャリアイメージ

広島大学泌尿器科では、若手時期から積極的に主治医として治療に取り組んでもらう方針としています。ロボット手術、内視鏡手術などにもできるだけ執刀医として参加し泌尿器科専門医取得の段階で一般的な手術が行えるレベルの医師輩出を目指します。7年目で泌尿器科専門医の取得を目指し、その後、海外留学や大学院、技術認定医取得、医系技官(厚生労働省)、開業など幅広いキャリア形成に対応しています。
また、産休・育休・休学などに柔軟に対応し、家庭と医師としてのキャリアの両立を目指しサポートを行っていきます。下記のキャリアパスはあくまで一例ですが、可能な限り本人と相談しながら希望に沿った研修体制を整えていきます。

主なキャリア

指導医

専門医取得後5年で、十分な経験を積んだのち指導医として活躍します。最短で、泌尿器科医10年目での取得が可能です。

大学院

当教室(広島大学大学院医系科学研究科腎泌尿器科学)での研究のほかに、分子病理学、医化学、原医研(疾患モデル解析研究分野)など教室外の大学院に進まれる方も多くいます。入学のタイミングや進学先は本人の希望に沿いながら決定していきます。

内視鏡手術技術認定医

広島大学泌尿器科ではこれまで内視鏡手術執刀医の育成に注力しており、ここ10年で8-9割の泌尿器科医が技術認定医に合格しています。最短で専門医取得後2年で取得が可能です。この手術技術はロボット手術にも生かされており広島地域での泌尿器科手術の礎となっています。

開業

広島大学泌尿器科同門会は現在180名を超え、当科から輩出された数多くの先生方が、広島地域の“かかりつけ医”として活躍されています。開業のタイミングも様々であり一般内科から美容外科まで広く活躍されています。

留学

これまで当教室からRoswell Park Cancer Institute 、University of Southern California、University of Hawaii、The University of British Columbia、Texas A&M Universityなどへ留学しています。これらの大学と連携し帰学した後も継続的に研究を行っています。

サブスペシャリティ領域の専門医

泌尿器科に関連したさらなる専門領域の取得を目指します。感染症、アンドロロジー、小児泌尿器、女性泌尿器、排尿機能、内分泌や基礎研究など多くの専門領域があります。本人の意志や適性により進む方向を決定します。

医系技官(厚生労働省)

当教室から医系技官に着任された方もおられます。医系技官とは、医師免許・歯科医師免許をもった技術系行政官のことです。人々の健康を守ることを目的として保健医療に関わる制度づくりの中心となる役割りを果たします。

ロボット手術認定医

広島地域ではda Vinciとhinotoriを運用しており、専攻医時点からそれぞれのロボット手術の資格をとり、日々治療を行っています。各病院によりますが近年では医師4年目からロボット執刀医として治療に参画しています。

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下記をご参照ください

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