2025.07.30
広島大学病院はda Vinci 5の運用を開始しました。(広テレ動画)

daVinci5 手術支援ロボットdaVinciの最新機種


広島大学病院では2025年7月23日に、最新の手術支援ロボット 『da Vinci 5』(INTUITIVE社)を用いた手術を開始しました。泌尿器科分野では日本初。中四国でも初めての手術となりました。
このニュースは広島テレビ、中国新聞、読売新聞などでも紹介されています。
da Vinci 5のメリット
これまでロボット手術は、触覚がなく視覚のみに頼った手術でした。しかし、今回の最新機種da Vinci5(ダビンチ5)には新たに触覚が加わり、臓器などへの力のかけ方をきめ細かく制御できるため、より繊細で安全な手術が可能となりました。
全国6施設が同時に導入し、中四国地方では唯一となっています。触覚が加わったほか、データ処理能力の大幅な向上や画像解像度も向上。気腹圧調整などこれまで助手が行ってきた動作もすべて術者の手元でコントロールでき、より細やかな手術が可能となっています。
手術は、膀胱癌に対する、ロボット支援下膀胱全摘除術が行われ、約5時間で手術が完了しました。今後は、泌尿器科分野のすべての術式でda Vinci 5を用いた手術を開始していきます。

これまで、広島大学病院ではdaVinci Xi×3台 + hinotori×1台が導入されていましたが、今回の導入でda Vinci 5×1台 + da Vinci Xi 2台 + hinotori 1台の4台体制となりました。